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大善寺玉垂宮の鬼夜

再生時間
7分40秒
更新日
2016-03-01

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国指定の重要無形民俗文化財の伝統行事「大善寺玉垂宮の鬼夜」をご紹介します。
久留米市の大善寺玉垂宮で毎年1月7日に行われる鬼夜は、日本三大火祭りの一つに数え られ、1600年余りの歴史を持ちます。
大松明の火をあびると無病息災といわれ、日本一の大松明と燃え盛る炎、そして勇壮な裸 の男たちの神事に、毎年多くの方が訪れます。

場所 久留米市大善寺
時期 1月7日
指定名称(国指定) 大善寺玉垂宮の鬼夜

大善寺玉垂宮の鬼夜

大善寺玉垂宮の鬼夜の画像

天下泰平・五穀豊穣・家内安全などを祈願をする 「大善寺玉垂宮の鬼夜(オニヨ)」。

日本一の松明と燃え盛る炎。 それを取り巻く勇壮な裸の男たち。

1600年余りの歴史を持ち、日本三大火祭りの一つに 数えられる筑後を代表する祭りです。

大善寺玉垂宮

大善寺玉垂宮の画像

玉垂宮は、久留米市大善寺町に鎮座しています。
祭神は、玉垂命(たまたれのみこと)、八幡大神(はちまんおおかみ)、住吉大神(すみよしのおおかみ)で、創祀(そうし)はおよそ1,900年前と伝えられています。

672年に、法相宗の僧、安泰によって 大善寺が開基されると、玉垂宮は、寺院と神社が一つに祀られた神仏習合の神社として長い間、信仰を集めてきました。

1869年、廃仏毀釈により大善寺は廃され玉垂宮のみが残り、現在に至っています。

大松明

大松明の画像

大善寺玉垂宮の鬼夜は、大晦日の夜から正月7日まで行われる「鬼会(オニエ)」の最終日に行われます。
そのクライマックスが、燃え盛る大松明廻しです。

大松明は直径約1m、長さ約13m、重さ約1.2トンで、6本もあります。大善寺町の住民が毎年1月4日に作りあげています。

鬼麺尊神の神事

鬼麺尊神の神事の画像

この日最初の神事は、「鬼面尊神事(キメンソンシンジ)」です。神社から迎えを受けた赤司家と川原家の人たちによって鬼面尊の面が本殿から阿弥陀堂へ 奉遷されます。このなかで種蒔き行事も行われます。

日暮れとともに褌姿の若衆が境内に集まってきます。

大松明の組ごとに宮前を流れる川で身体を清めますをとります。シオイカキです。

若衆は、小松明を持って気勢を上げながら駆け足で 2度、本殿との間を往復します。

夜9時過ぎ。明かりがすべて消され、松明揃えが行われます。一番組から大松明に向かい、6つの組が揃ったところで、本殿に保存されていた鬼火が運ばれ大松明に点火されます。

鉾面神事

鉾面神事の画像

その大松明の明かりの下で行われるのが鉾面神事です。赤・青の天狗による相克の「魔払い神事」で、鬼夜の起源を表すとも言われています。
「ほことった!」

鬼の面を被った2人から鉾を奪い取る「ほことった」。
「面とった!」

被った面を奪い取る「めんとった」
「そらぬいだ!」

腰に帯びた刀を抜く「そらぬいだ」という3つの儀式からなります。

大松明回し

大松明回しの画像

鉾面行事が終わると、大松明回しが始まります。
紅の炎を上げて燃え上がり、それを数百人の締め込み姿の氏子若衆が、「カリマタ(先が二又になった樫の棒)」で支えます。

大松明は本殿と阿弥陀堂・鐘楼を取り巻くように 右回りに一番松明が1回、その他は2回まわります。

松明まわしが始まるに先立って、麻の被り物を着けたシャグマの子どもたちが阿弥陀堂の板壁を叩いて 中の鬼の出現を促します。
その後お堂を出た鬼は、タイマツマワシの闇を縫って阿弥陀堂の周囲を7回半 右回りに回ります。

この鬼の堂回りが終わると、一番松明が「惣門くぐり」を行います。これは、一番松明だけの特権で、燃え盛る大松明が狭い惣門をくぐり抜けます。

鬼は、密かに汐井場で禊をし、神殿に帰り、 鐘が打たれると、行事が終わります。

大松明の火をあびると無病息災といわれ、毎年、家内安全、災難消除、開運招福を祈願する多くの方々で賑わいます。

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